2009年6月 9日 (火)

またもや水戸。

■6月6日(土)

講演「徳川慶喜の懐刀と呼ばれた男 原市之進」を聴きに、車で水戸は茨城県立歴史館へ。
全く走らないうちに最初の車検を迎えてしまって、いいかげん車がかわいそうになってきたこともあり…また市内や周辺も見て廻るつもりで、1泊旅行を決行

首都高で事故渋滞に合い、東京を出るまでに1時間半くらいかかってしまったけど、なんとか講演会開始に間に合う…講師は歴史館の研究員・沼澤佳子さんで、以前ふるさと文庫の「原市之進 -徳川慶喜のブレーン-」を書かれた方でもあり。原市之進については興味があってもわからないことが多いので、なかなか貴重な機会ということもあり、200人定員の会場は大盛況

そしてやはり思い(愛?)が強い分、お話も、渡された史料も時間のわりに膨大で、なかなかお話のスピードに付いていくのが難しく…(笑) 会場のあちこちでバサバサバサ、バサバサバサと史料の冊子をめくったり、取り落としたりという音が鳴り続けておりました
やはり私もとても時間内に消化できなかったので(笑)、ふるさと文庫とともに、史料はこれから楽しみに読み返す予定…

そして展示室では絵図 -城下町と藩領-展が開催中。こちらも私の大好きな、古地図がわんさかと。主に茨城県もしくは水戸藩領内のものが集められていて、水戸市内の江戸初期や幕末の武家屋敷・それに一部町家の並び、茨城全域の村々の配置などがかなり詳しく書き込まれたものも。う~ん、江戸時代のものとは言え、後半になるとかなりディテールがリアルなものが多く、明治のものかと見まごうようなものまであってびっくり。1眼鏡も無料で貸りられ、地図の隅々まで詳しく見られるのがうれしい…一生懸命見すぎて、ちょっと酔ってしまったけど(笑)

中には志筑藩の藩領全域図や陣屋の配置図も…伊東甲子太郎さんがらみで以前近くまで行きながら、志筑藩領や陣屋跡までは行けなかったりしたこともあったけど。この辺りを歩いていたんだろうかとか、妄想しながらちょっとにんまり

以前史料のことでいろいろお世話になった永井先生も会場にいらして、少しお話や解説までしていただけて、恐縮…
渋滞に負けずに出てきてよかった

その後は駅前に出て、夕食してマッサージでも…と思っていたら、なんと行き着け?のマッサージ店が潰れていた…しょ~っく。そして駅ビルに入っているK書店は改装中でClose、近くの本店にも足を延ばしたら、なんと水戸の歴史専門書を扱っている3階だけ改装中でこちらもClose(涙) あうう。ここに来てついてね~と思ったら、その後紹介されていった別のマッサージ店が、すごく腕が良くて、結果的に大ラッキーだった?

誕生日だったので、ささやかながらケーキを食べお祝いし(いやもう全然めでたくないが~)、そして到着したホテルは、今回はじめての場所だったけど、なかなか居心地も良く。ひさびさに爆睡。まあなかなかなバースデーだったのでは…

■6月7日(日)

予想をはるかに上回る晴天。まずはホテル近くの、家の墓所へ。う~んますます周りが立派な新しいお墓で埋まってきて、やるせないな~。みなさん、決してここは無縁じゃないですからね。ちゃんと子孫がいるんですからね。ううう曾ばあさんの墓はついに茂みに埋没してしまって、墓石が見えなくなってしまったが(涙)

また来るからねと言い残し、今度は西へ、以前行き損なっていた大洗の願入寺へ。ここは元治元年に挙兵した天狗党に対抗して、諸生たちが決起したところ。天狗党と諸生党の戦いで本堂は焼けてしまって、再建まではその後100年近くかかったとか…。今は緑に溢れた静かなたたずまいだけど。もともと光圀公や水戸徳川家とも縁が深く、黄門様関係の資料が、境内の一角に移築されているお堂に展示されておりました。内部の柱には天狗党がつけたという刀傷も。
諸生党に関する話はどこにもなかったな…やはり思い出したくない記憶なんだろうか?

その後は橋を渡って対岸の那珂湊へ。また反射炉跡ふるさと懐古館を見たあと、ちょっと観光気分でおさかな市場へ………ううむ。日曜のお昼に行く場所じゃなかった(笑) 駐車場に入るにも、食堂に入るにも大渋滞。食事はあきらめ、ウニの貝焼きだけ屋台でいただく。美味だったのでこれで満足してまた水戸方面へ

そして中丸川沿いで、前回何度往復しても発見できなかった水車場跡の史跡をついに発見~!! 細~い道を1本入った民家の庭先だった…いや、発見してみればなんてことはない?ところだったけど。辺りには川や田んぼが広がって、当時もこんな感じだったのかな、と…ずっと心残りだったので、よかったよかった

心置きなく、また市内へ戻り、祇園寺へ。ひさびさに訪ねたら、諸生党の碑にも、朝比奈弥太郎さんや市川三左衛門さんのお墓にも、説明の立て札が建てられておりました…諸生党の本なども出たし、訪ねて来る人が増えたんだろうか。喜ぶべきことなのか、いやなんとなく情緒がなくなったような?(笑)

偕楽園でお昼を食べ、ひさびさに好文亭にも入ってみる。風が吹き抜けて、気持ちよかった

そして今回の総仕上げ?、6号線を走り長岡宿跡へ。前回は良く場所がわからず、ちょっと北へ外してしまっていたので、今回は慎重に南下…そしたら本陣(脇本陣?)だったという、木村家住宅が左側に。立派な門構え、きれいな茅葺き屋根が保たれていて、内部も豪勢というよりはやはり水戸らしく?簡素でシンプルな感じ。ちょうど御子孫の方がいらして(最初はまったくわからず、ボランティアの方かと…)、あつかましく長岡宿のことなど根掘り葉掘り聞かせていただく…そして、桜田門外の変の水戸浪士たちの毛塚が近くにあると聞き、いまいちわかりにくい場所ということで、わざわざ案内までしていただいいてしまった…世が世なら、たぶん名主さん?という方に…(大恐縮) どうもありがとうございました(汗)
(↑いつもいらっしゃるというわけではなく、本当にたまたまいらしたらしい)
もしかしたらうちの先祖も、こうして何かご厄介をかけたりしたこともあったのでは…などと想像してみる(笑)

筑波山が見渡せるという高台のお社は、また格別の雰囲気で。(もともと本陣の側にあったものを明治になってから移築したらしい) 宿場の雰囲気をちょっとでも味わえたら、くらいのつもりで訪ねたら、おかげさまで思いがけずとっても実りのある締めくくりに…

また帰りの高速では何度も事故渋滞に巻き込まれたけど、そんなことは屁でもない?充実した旅となりました。よかった

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2009年6月 3日 (水)

最新刊。

日曜、
■絶望ノート 歌野晶午/著
■1Q84 BOOK1/BOOK2 村上春樹/著

読了。

奇しくも、どちらも親の都合やエゴにふりまわされ、結果いじめにあったり社会から浮いてしまった子供達がストーリーの軸になっている…

「絶望ノート」のほうは、ミステリー?としては本の半ばくらいでおおよそのからくりが想像付いてしまって、最終的にすべてのピースが収まるところに収まる、という感じで、もう少しほころびのようなものがあっても良いような気がするのだけど、でも家族の物語として読むとものすごく悲しい…

「1Q84」は、金曜発売だというのに、夜にはすでに会社近くの本屋で売り切れ、土曜に近所で探したのだけど、やはりBOOK1は売り切れ。さすがだなあ…もう1軒でなんとか入手できたけど

いつものような心地よい?"喪失感"や、爽快な比喩はいまいち影をひそめているような気がしたのだけど。メインのふたりにまつわるそれぞれのお話がどこで重なっているのか、重なっていると見えて、ふたりがいるのは本当に"同じ世界"なのか…ううむ難しいけど、究極の"純愛ストーリー"とでも言えるのだろうか

しかし「1984年」ってこんな年だったっけ。ロス五輪で盛り上がっていたような気がするけど、ストーリーには全く登場しなかったような。「カルト」なんていう概念すらなかったのでは…

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機動戦士ガンダムUC はその後結局8巻(最新刊)まで読んでしまった…ファーストガンダムの方々もちらほらと登場してうれしいのだけど。復活?するたびシャアがアホになっていくのが悲しいなあ…(いや、本当に"シャア"なのかわからんが)

THE TWO TOWERS は半ばくらいに到達。う~ん1巻目に較べると我ながら信じられないペース。でもさすがに映画はお話の盛り上げ方や演出がすばらしかったのだなあといまさら…原作だとわけのわからないうちにEntの戦いが始まってしまったり、EowynやEomerなどメインキャラの絡んでくる場面も全然違うし

さてここまでは順調だったけど、2巻目は2部構成で、後半にはアラゴルンが全く登場しなさそうなので、また滞りそうな予感?(笑)

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2009年5月 7日 (木)

歳月…。

GWと言いつつ、29日は"休出"、そして30日にはお世話になった方々が何人か辞めて行かれました…う~ん、とても金色とはいかない今日この頃

そんな中、京都以降いろいろ読んでいたものを、ここらへんでまとめてメモ代わりに…

■田沼意次 藤田覚/著
幕末に入るちょっと前のお話。歴史上"賄賂"の代名詞だったり、でも「剣客商売」ではとっても"いい人"に描かれていたりと評価が真っ二つに分かれる意次さんですが、両方の見方を公平に解説。新興の家柄で、家来の教育が行き届いていなかったという風評は現代でもさもありなん、という話でちょっと同情…柳沢吉保との比較もおもしろかった

■極北クレイマー 海堂尊/著
先日からどっぷりはまっている"桜宮サーガ"の最新刊。速水先生が一瞬登場しましたね(笑) やっぱり"医療モノ"はこんな風に社会に対してちょっとでも問題提起してくれるものであってほしいなあ…
ゴッドハンド輝 とかは…医療をああいう"奇跡"とか神頼みの"エンターテインメント"にしてほしくはないのだけど。まあファンとしては渡部さんが光ってればいいんですけどね(汗)

■ロレンツォ・デ・メディチ暗殺 マルチェロ・シモネッタ/著
これは絶対4~5年は"積読"になると思っていたのだけど…読み始めたらおもしろくて一気に読めてしまった。中世イタリアに興味のある人間にはたまらんです

■幕末の外交官 森山栄之助 江越弘人/著
ご存知、それまで外国語といえばオランダ語一辺倒だった中で、英語の"通詞"として幕末に活躍した人物で、前々から詳しく知りたかった一人。この本の中でも触れられているけれど、以前読んだ小説?の中で、オランダ通詞として有名な堀達之助を追い落とした人物として、いまいちいい描き方をされていなくて気の毒だなあと思っていたのだけど。やっぱりやっかみもあるだろうし、大変な世界だったんだろうなあ

■ラッシュライフ 伊坂幸太郎/著
映画にさんも登場するというし、ちょっと濃いミステリーを読みたくなって手に取ったのだけど、ううん、構成がすごい。頭使いすぎでは…?(笑) でも計算しつくされているはずなのに嫌味っぽさは無く、さらにとっても生理的に気持ちが悪い…
この人のほかの作品は読んだことがないのだけど、他もこういう感じなんだろうか

■五郎治殿御始末 浅田次郎/著
幕末から維新直後にかけての短編集…というので思わず読んでみたのだけど、桜田門外の変の(架空の)当事者同士のその後を描いた「柘榴坂の仇討」そして桑名藩士のその後を描いた「五郎治殿御始末」などとっても良かった…正直、普段は小説でも実在の歴史上の人物を描いたものにしか興味が無いので、こういう"架空歴史モノ"にはいまいち興ざめなことが多いのだけど、「五郎治殿御始末」ではボロボロ泣いてしまってちょっと不覚?

■レッドゾーン[上/下] 真山仁/著
今回公開になる「ハゲタカ」続編映画の原作だそうな。以前のものは未読なのだけど、やっぱり文字で読んでもスピード感に溢れていて、あっという間に読んでしまった…この話をあのキャストでどう持って行くのか楽しみな

■機動戦士ガンダムUC[1/2] 福井晴敏/著
「2009年冬、アニメ化!!」という帯が付いていたのでとりあえず2巻まで買ってみた…ら漫画ではなく小説でした(汗) いや、でもとりあえず一気に読んだけど。ガンダムに主人公が搭乗するまでの王道を見事に踏んでおりますな…しかし、いざアニメにするとなるとこれ1冊で1回分くらいじゃないんだろうか。現在8巻まで出ているようだけど。先は長そうな…

書き落としていたけど、京都に行く前には
■島津久光=幕末政治の焦点 町田明広/著
も読了。薩摩の視点で見た幕末。史料も細かく調べられているし、「朔平門外の変」(いわゆる姉小路公知が猿が辻で暗殺された事件)から「八・一八政変」への流れがおもしろかった…

そして、なんとさきほどついに!! 2002年からじわじわと読んできた
■THE LORD OF THE RINGS -THE FELLOWSHIP OF THE RING- JRR TOLKIEN
を読了!! THE TWO TOWERS に突入~!!!!!
う~んこの日記を書き始めてからとほぼ同じくらいの時間がたってしまったってことですな。そもそも日本語版でも中学生のときにすでに挫折してるし。それを思うと実に感慨深い…そういえばアラゴルンが登場するまでに6年くらいかかってしまったような(笑) 「THE TWO TOWERS」 では、アラゴルンはほぼ出ずっぱりの活躍し通しのはずなので、たぶん読了までそんなに時間はかからないと思うけど…???

しかし、映画のPart1では最後のアモン・ヘンでの戦いが一番のお気に入りシーンだったりするのだけど(原作では2冊目の「THE TWO TOWERS」のほうに入っている)…原作の死に様ではボロミアは全く浮かばれませんぜ(涙) アラゴルンもいまいち決まらないし。みんなの分かれ方もスッキリしないし。さすがにあの映画はいろんなエピソードをすっごくうまくまとめてるなあ…

さて、いよいよGWも終わり…
休み中のもろもろが溜まりに溜まっているはず…なので明日メールを開くのが怖い…びくびく

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2009年3月18日 (水)

禁断の?

今日(昨日)はようやく念願かなって?御所を見学に。なんとしっかり事前申し込みをしておいたのだ…(←私にあるまじき計画的な旅)

まずは集まった人たちを休憩所に集め(100人以上いただろうか)、ガイドのビデオを見た後、係の人が庭を案内しながら廻ってくれるのだけど、建物内部には入れず、障子も閉まったままの所が多かったので、ちょっと肩透かし? でも幕末フリークとしては、家茂さんや慶喜さんが出入りしたであろう御車寄諸大夫の間、そしてやっぱり小御所などが(外側だけだけど)見られるのがツボ…(でもパンフによると、この小御所は昭和33年に再建されたものらしい?) そしてつい最近読んだばかりの講談社選書メチエ「幕末の将軍」で、家茂さんが孝明天皇から酒を賜ったと書かれていた御常御殿、慶喜さんと徳川(尾張)慶勝さんが傘をさしてそぞろ歩いたという、その前に広がる御内庭(すばらしい!)もコースに入っていて、ちょっと興奮(笑) 内庭の奥にあるという、家茂さんが招かれて酒宴が開かれたという茶室・聴雪も見たかったけど、庭木に遮られて姿が見えず、残念

そんなこんなで約1時間の見学はあっという間に終わり、ついでに周囲をうろうろ。同志社大の入口に立つ薩摩藩邸跡碑の脇には、なんだか立派な説明板が立てられていた…以前は立て看に隠れそうになっていたのに。
すぐ近くの水戸藩邸跡にも、石柱がちんまり立っているだけだったのが、こちらにも立派な説明板が。これってやっぱり「篤姫」効果なんだろうか。ちょっと大切にされだしたようで、良かった良かった?(笑)

ついでということで北のほうへ足を延ばして、相国寺の長州藩士戦亡霊塔をお参りに。すぐ隣には藤原定家や足利義政の(比較的新しい)お墓も並んでいたけど、どういう取り合わせなんだろう…
そして境内にある承天閣美術館へ。伊藤若冲の(たしか後水尾天皇の部屋を飾っていたという)葡萄図がすばらしかった(でもあれに長いこと囲まれていたら鬱々としそうな気も…?)

すぐそばにある薩藩戦死者の墓や上御霊神社にも足を延ばす…ここはなんと応仁の乱が勃発したところらしい? そしてなんと祭られているのは早良親王ら、いわゆる怨霊と化したと言われている方々だそうで…ううむ、平安京を荒廃させるきっかけ?になった戦いがここから始まったというのも、何か因縁ありそうな

もうひとつ長州藩士の首塚(入江九一など)があるという上善寺にも行ってみたけど、墓所がわからず人の気配も無く、残念ながら断念

そして京都市役所前へ移動、見落としていた長州藩邸跡碑や桂小五郎像をやっと見、その後は寺町通りをぶらぶら南下。途中の某有名喫茶店に立ち寄り、上にも書いた幕末の将軍を読了。よくあるざっとしたハウツー本かと思っていたら、予想に反してなかなか濃い内容…11代家斉さん以降を「権威の将軍」と「国事の将軍」に大別し、史料に基づいて分析。特にいままであまり注目されてこなかった家茂さんについて、時局への対処や人となりを掘り下げていて新鮮だった…

…というところで今回はタイムアップ。現在すでに東京です…今回はもっと庭でも見ながらのんびりしたかったのだけど、やっぱり人が多すぎてなかなかうまくいかないなあ。閉園時間とかも気になって、結局焦ってわたわたしてしまうし。もうちょっと修行せねばね(笑)

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2009年3月17日 (火)

続行。

今日(昨日?)はまたまたお天気に恵まれ、ちょうど1年前に四宮で中断していた"街道テクテク旅"を続行。今回は前回歩いた四宮まで電車で"逢坂越え"をしたのだけど、歩いたときよりも勾配のすごさが感じられたりして…(汗) おまけに電車とは思えない急カーブ!! がんばってるなあ、京阪京津線…

さて四宮駅で降り立ち、旧東海道を京都方面へ。途中、前々から訪れてみたかった天智天皇陵へお参り。清とした参道が一直線に延びていて、なんとも神聖な趣でありました

ちょうど参道の入り口前あたりで、旧東海道は現在の大通りを左側にそれ、日ノ岡峠に向かって徐々に急坂に。体力的にはきついけど、細い道筋から当時の面影を感じられてなんともうれしい。途中湧き水やお寺を左に見ながら道なりにずんずん進むと、また大通りへ合流。もうそこからは緩やかに下ってすぐ蹴上へ。思ったよりあっという間に京都に入ってしまった…そこから終点の三条大橋までは、ほぼ平坦な直線コース。ううむついに東海道最後のブロックを制覇しましたぜ…感動。 四宮からはいろいろ立ち寄ったり、写真を撮ったり戻ったり、それでもここまで2時間弱、という感じだったので、昔の人の健脚なら1時間ちょっとで着いてしまうかも???

ついでにちょっと先の"池田屋跡"がその後どうなったのか見に行ってみたら、建物はそのまま、あの青い外装ははがされていたけれども…1年たってもまだ代わりのテナントは見つかっていないもよう? 右隣のビルは壊されていて、2軒分ぽっかり、という感じ。ううむこのご時勢、まだ当分この状態がつづくのか…?

さて、浪士組のみなさんが京・三条に到着した文久3年2月といえば? …三条河原の足利三代将軍木像梟首事件ですね(←強引) というわけで?、つぎはずずーっとバスで移動して、衣笠の等持院へ。途中にある金閣寺はウィークデーだというのにものすごい賑わいだったけど、ここ等持院は他に誰もいなかった…大方丈の鶯張りの回廊も、夢窓国師の作と言われる庭園も独り占め~(涙) そして霊元殿と言われるお堂の中には、ありましたよ問題の足利将軍木像が。しかも、三代だけなのかと思ったら、足利将軍16代中ほぼ全員の坐像が…それぞれ体格や顔つきも全然違って、これってけっこうリアルに本人の面影を伝えているのかも

そういえば、つい最近もこの像のいくつかの部分が盗難にあったんじゃなかったっけ??? …でも特に欠けているようには見えなかったけど。足利将軍たちに混じって、なぜか家康さんの坐像もあって、足利将軍家にあやかりたかった家康さんが強引にここに置かせたのかな、と思っていたのだけど、実はこれは明治以後にここに移されたものだったらしい?

…あれ、よく考えてみたら、今回のテーマは本当は「普通の京都」だったはずなのになあ。なんだかやっぱり逸れてきてるぞ…ということで、引き続きすぐ近くの超メジャースポット、龍安寺へ。そしたら予想通りものすごく混んでいたうえに工事中で、石庭はシートと柱で邪魔されてよく見えないし、工事の音でとてもじゃないけど瞑想するどころじゃなかった…(涙)

口直し、ということではないけど、そこからちょっと足を延ばして、大徳寺は龍源院へ。先日ある雑誌で見かけた東滴壷という壷庭がどうしても見たかったので…そしたらううむ、予想以上に良かった…行ってよかった。しみじみ。これぞワビサビ? しばし浸る
大徳寺内の他の塔頭は非公開のところが多いけど、実は織田信長や石田光成などの墓所でもあるんですな…知らなかった

そしてまたまた某行き着けマッサージでクラゲになった後、夜は祇園へ。ちょうど今、北は青蓮院や知恩院、南は清水のあたりまでの道筋に灯篭が置かれて、昼間とはまた全然ちがったなんとも幽玄な雰囲気が味わえるという「東山花灯路2009」が開催中。高台寺などの境内や庭園内もライトアップされて、夜間参拝できるとあって、こちらもすごい賑わい(ほぼカップルのみ)。ううん、これはなかなか良い企画だなあ…暗い庭園内や道筋に配置する警備の人たちの人件費や電気代が大変そうだけど…昼間よりもいっそう現実から乖離した雰囲気に浸れるというか。旅の醍醐味ですな。しかし…これはやっぱりひとりで来ちゃいかんですね(しくしく)

…ということで長い長い1日はようやくおしまい。明日はさらに目白押し予定?の最終日…

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2009年3月15日 (日)

第3回。

先週日曜3月8日は、ひさびさに日野宿本陣文書検討会例会に参加。いよいよ彦五郎さん日記(一)も終わりに近づく…別件絡みで甲陽鎮撫隊についても触れる予定だったのだけど、持ち越しとなったので残念

そして今日は第3回山南忌
早朝新幹線に飛び乗り(雲ひとつかかっていない真っ白な富士山が、品川からずっと視界に!)、午前中の光縁寺墓参と前川邸でのご焼香になんとか間に合う…最初の年は、「切腹の間」と言うだけで緊張してろくに雰囲気を味わう余裕も無かったけど、年を重ねるごとにずうずうしくなってきて、今日はご焼香しながらじろじろと、かなりねばってしまった?(笑)

午後の行事までのインターバルは、壬生へ向かうバスの中から何年か前に目撃したまま忘れ去っていた本圀寺の石柱(でかい!)を間近で見るため、またバスで五条まで取って返す…大正時代に建てられたもののようだけど。ちょうど背後には、水戸藩の方々が屯集していたのでは…という跡地のあたりが垣間見える、という位置関係。青空をバックに、ようやく写真を撮れて満足

午後からは島原・司太夫の舞、伊東成郎さんの講演、そして天然理心流・撥雲会の方々による演武、という3部構成。毎度のことながら伊東成郎さんのお話は(新出?の史料も一部交えながら)まったく聞く人をあきさせず、全体に渡って実に楽しい会でありました。参加人数もまったく衰えを見せずの盛況で

前川邸でも壬生寺でも、いくつか新選組グッズのラインナップが増えていたような。壬生寺で売っていた「幕末月旦札(げったんふだ?)」という、カードセット(トランプにもなるし、オリジナルのカードゲームも遊べる)がちょっとツボで、思わず購入。だってそれぞれの札に幕末超有名人の名前とシルエット、ゆかりの歌が配されている中に、しっかり山南さんが入っていたんだもん(笑) 山南さんはダイヤのエース、土方がスペードのエース、キングは徳川家定さんや家茂さん、慶喜さんなど歴代将軍で、やっぱり強い…佐々木只三郎や堀田正睦、小栗忠順などの渋い面々や果てはロッシュやプチャーチンまで登場。ちなみにペリーがJOKERだったのが笑える?

壬生をうろついた後は行き着けの?四条のマッサージ店に行き、すっかりクラゲと化す…
久々にまとまったお休みを取れたので、しばらくこちらでうろうろする予定

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2009年3月 1日 (日)

3月。

またまたとっても間があいてしまった…まあこのご時勢、いろいろあるのです。

1月25日には佐藤彦五郎新選組資料館主催の佐藤文明さん講演会を聴きに日野へ。ミーハーにも 未完の「多摩共和国」 にサインしていただく(笑)

その後2月半ばにはようやく仕事が一山越え、ちょっと軽めのミステリーなど読みたくなり、前々から気になっていた チーム・バチスタの栄光 をようやく購入。そして気がついたらこの2週間で
ナイチンゲールの沈黙
ジェネラル・ルージュの凱旋
イノセント・ゲリラの祝祭
螺鈿迷宮
ひかりの剣
ジーン・ワルツ
ブラックペアン1988
医学のたまご
ジェネラル・ルージュの伝説

と立て続けにいわゆる『桜宮サーガ』を読みあさっている自分…

しかしこの作者の海堂尊というヒト、自作について語っている文章を読むと、いちいちムカムカしてくるのだけど…まあ売れてなんぼですからね

それにしてもこんなにはまってしまってなんだか腹が立つ~(笑)
チーム・バチスタの栄光 なんか、本格ミステリーを期待して読み始めたら、白鳥が出てきた時点でいきなり舞台が漫画化してしまったし…そもそも後から検査に出てこない挿入物の項目を最初からチェックしていたら、こんな犯罪は成り立たなかったのでは…というか、手術室内にいる人間なら、おおよそ見当がつくのでは…?
などとケチをつけながらなぜやめられないのか(笑)

けど ジェネラル・ルージュの凱旋 映画版でさんが演る速水は、どう考えても堺さんのイメージじゃないなあ…原作だけ読んでいると、どうしても脳内では田口が堺さんの顔に変換されてしまうのだけど…でも映画では女性化されてしまっているのではしょうがない…? そもそも原作では事件らしい事件は起こらないし。"トリアージ"も、もうTVドラマでやりつくされてるような気もするし。どうやって映画化するのだろうと思っていたら、なんだかいきなり殺人事件が挿入されているのですな~さて、どうなることやら

さて楽しみにしていた白洲次郎は、映像はすばらしいものの、期待していたケンブリッジ時代や正子さんとの出会いから恋愛に発展していくまでの描かれ方があまりにも浅かったのでちょっとがっくり。そこらへんはドラマなんだから、思い切って"創作"してほしかったなあ。雰囲気的には来週のほうが期待できそうだけど…?

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2009年1月19日 (月)

いまいち。

ううむ 天地人 、3話目にして失速か…? いきなりテンポ悪くなったような
阿部ちゃんも法衣姿ではぜんぜんそそらないしなあ(笑)

月9の VOICE も、なんだか1話目にして時間が有り余っていたし。それにあれだったら きらきらひかる の続編をもう一度やったほうがいいのでは…子供受け止めネタ?もかぶってたことだし

トライアングル は、1話目のさんの出番があまりにも少なかったので、 Dr.コトー 並みの覚悟をしたのだけど、2話目にはいきなり出まくりで。よかったよかった?(たぶん出番のなかった佐々木蔵之介氏の扱いはいったい…? もったいなや(涙))

でもこのお話、いったい何をミステリーの核にしてストーリーを引っ張っていきたいのか…??? 1話目のラストも、たぶん作り手側は「えっ死んでなかったのならこの"サキ"って子はいったい誰???」という風に持って行きたかったのかもしれないけど、正直、見ていた側は「あ、なんだ生きてたんだ~死んだフリしてたんだ? よかったよかった」で終わってしまって、「で、来週からどうするの?」という感じだったし。なんだかどこもかしこもいまいちな…

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2009年1月13日 (火)

黙して語らず。

日曜はひさびさ日野宿文書検討会へ参加、彦五郎さん日記などを読む。まるまる3年をかけて、いよいよ1巻目も終わりに近づいてまいりました

今日(昨日?)には先日の火事通報に対する礼状を持って消防署の方々が訪ねてまいられました…ううむわざわざ4人も。そして贈呈シーンの写真も撮られた…なんのために(笑) しかし消防署の方々は普段こんなこともされてるんですな~ご苦労様です(汗) まあボヤだったので言えることだけど、なかなか貴重な体験をいたしました

さて本では「大久保一翁 -最後の幕臣-」中公新書/ 松岡英夫読了。
先日の「勝海舟を動かした男 大久保一翁」に、参考文献として上げられていたのでどうしても読みたくなり、古書店から取り寄せたのだけど(絶版なので) …正直、後者に書いてあったことはほとんどこの本に載っていたと言っても過言ではない?(笑) 昭和54年の本なのになあ。そのころにこんなに史料を掘り出してこれだけの文章にまとめられているのがとにかくすごい (←大久保一翁についての伝記は、いままでこの本1冊きりなのだそうな)

これだけの功績があった人なのに、本人が幕臣時代の日記や書簡などを焼いてしまったということで、史料が乏しくて評価が低いというのがとにかく惜しまれるけど…「篤姫」でもまったく登場しなかったし(まあそういう人だからこそ魅力を感じるのだけど)

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2009年1月 5日 (月)

波乱の幕開け?

なんと年明け早々、生まれてはじめて火事を通報してしまった…!

お昼頃わんこと散歩していたら、なんだかキナ臭い香りが…??? ふっと見たら50mくらい先の家のバルコニーから人の背丈くらいの火が上がっているじゃあ~りませんか!! ま、まさか真昼間にあんなところで焚き火はしないだろーと大慌てでケータイから119番。そのうち家の人やご近所さんが水や消火器を持ち寄って消火にあたり、数分後に消防車が駆けつけて来た頃にはもうかなり下火になっていたので良かったけれども。しかし火ってなかなか消えないもんですな

それにしても日ごろから、こういうときは冷静に位置を伝えなければと思っていたのだけど、いざとなると住所ってさっぱりわからない…周りの家の軒先には全然番地が書かれていないし、電柱に書かれた町名も、後から調べてみたら隣のブロックで、実際の住所とは全然違っていたし。幸い真向かいに区関連の建物があったので、それを伝えてようやく位置を了解してもらえたときには本当にほっとした…

消防車が来たところで、安心してわんことともにさっさと帰宅してしまったら、ケータイから辿って消防署の方々がしっかり事情聴取に来られ、いろいろ状況について聞き取りされたりも。ううむやはりいろいろこういうことには手続きがあるのだなあ。いや、正月早々、わんこともどもびっくらでありました…

さていよいよはじまった 天地人 は、正直全然期待していなかったのだけど、テンポも良いし、かなり楽しめそうな予感。よかったよかった?

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